Better than nothing夫婦

米国ナーシングホーム勤務女性の毎日のあれこれ

ナーシングホーム

フットボールの好きなロニー(1)

ロニーは80歳半ばの背の高いお爺ちゃんだ。私が最初に会ったのは3年前「季節」の住人のだった。ストローク(脳溢血)の後遺症で、言葉があまりで出てこず、右手が不自由なので、一日中合う人ごとにハウ・アー・ユーと会う度に誰にでも声をかける。普通この挨拶…

ニコニコお婆さんD

Dは気の良いお婆さんだ。老人性のアルツハイマーで、かなり記憶が薄れ、今は余り会話もできない。元看護婦という88歳の彼女は、歩行器に自分の子供という人形のサムを乗っけて自分の部屋から食堂へやってくる。実際は彼女は結婚したことはなく、従って子供も…

しまった、どうしよう。

典型的ナーシングホームダイニング 私はアメリカのあるナーシングホームの食事の世話をする人達の監督の仕事をしている。 10日ばかり前に、職場の仕事のレベルがちょっと上がり、時給が僅かに上がり、働く時間が午前から午後に変わった。給料は僅かな増加で…